アマゾン、衣料品10％ポイントでゾゾに対抗
2012年11月15日 14:08
2012年11月15日 14:08
アマゾンジャパンは11月７日、運営する仮想モール内の「ファッションストア」で10％のポイント還元キャンペーン（画像）を開始した。競合するファッション通販サイト「ゾゾタウン」が11月１日から送料無料＆ポイント還元率10％の施策を打ち出しており、アマゾンではポイント戦略でもゾゾに対抗する狙いがあると見られ、従来から実施している「通常配送料無料」「30日間返品送料無料」の両施策と合わせて消費者の囲い込みを図る。 今回、アマゾンが実施するポイント10％還元キャンペーンは、同社が販売・発送するファッションブランドの商品で、「アマゾンマーケットプレイス」の出品者が販売するアイテムは対象外。
それでも、「ユナイテッドアローズ」や「シップス」「ビームス」「アーバンリサーチ」「ジャーナルスタンダード」など人気セレクトショップの商品も含めて約80ブランドが対象となっており、税込価格の10％がポイントとして付与される。
キャンペーン期間は未定で、「終了することや、還元率を引き上げることもあり得る」（同社）としている。
アマゾンでは、ファッション商材を購入することで得られるポイントが、衣料品はもちろん、本やＣＤ、ベビー用品、日用品、家電までさまざまなアイテムの購入時に利用できる点をＰＲし、総合仮想モールの品ぞろえをゾゾとの差別化を図る。
ゾゾとアマゾンの取り組みを契機に、ファッションＥＣでは送料やポイント還元率アップなどを軸としたサービス競争が激化しそうだ。