売上拡大より利益へ仮想モールの方針を転換したZホールディングス。販促費の抑制により売上が伸び悩み、今後を不安視する出店者も少なくない。一方で10月のヤフーとLINEらとの統合以降、新たな販促策の実施を示唆していることから巻き返しに期待する声も聞かれる。

　そんな中、「eコマース革命」以降のEC事業の拡大戦略を指揮してきた中心人物であるZHDの小澤隆生氏がグループのEC事業の一翼を担うアスクルの取締役から8月で退く。EC事業に興味を失ったZHDの意思を暗示したものか。それはヤフーショッピングの今後の方針にも影響するのか。真相はいかに。