ハルメク生きかた上手研究所が昨年12月に発表したシニアトレンドのひとつに「筋トレシニア」がある。チョコザップの成長もあってフィットネスジム業界の裾野が広がっており、シニア女性が健康に費やす金額のうち、フィットネスジムの占める割合は3割弱で、医薬品やサプリメントへの支出額を上回ったという。

　本紙調べによる22年度の健康食品の通販市場規模は前年比ほぼ横ばいだった。規制強化に加え、新聞やテレビを活用した新規開拓の不調などが主要因と見られるが、自分の健康を実感しやすい筋トレをシニア層が好む傾向は今後も続くかもしれない。