おせちの通販は年々受注時期が早まっており、今年は8月末から予約受け付けを開始する企業が増えそう。おせちは年配の女性が家族のために作ることが多いが、コロナ禍で正月の集まりが減ったことで通販の冷凍おせちを初めて試した人が多く、手軽で美味しい通販おせちの需要が拡大した。

　冷凍おせちの新規参入も増え、各社はリピーターを逃さないよう予約開始時期を早める傾向が顕著だ。夏場にDMなどでリピーターを確保し、11月頃にはウェブ広告や新聞広告で新規を獲得する。飽きられない商品を開発し続ける企業側も大変だが、暑いさなかに購入を決める消費者も大変だ。