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アダストリアの新サービス 店頭の服を持ち帰って試着、専用アプリで最大5点

2019年 4月18日 13:40

 大手アパレルのアダストリアは4月10日、九州最大級の複合商業施設「JR博多シティ」と協業し、実店舗で気に入った服を自宅に持ち帰り、手持ちの服とのコーディネートを確認してから購入するか決められる新サービスを同商業施設内の対象店舗限定で始めた。

 アダストリアがスタートした「ドットエスティゴー」は、新しい形のオムニチャネルサービスだ。自宅が試着室になることで利用者が新しいスタイリングの発見という楽しみを見出し、手持ちの服とのマッチングの不安解消や買い物の失敗を減らすことができるとする。

 また、同社では試着時の販売員とのやり取りが苦手な消費者や、店頭混雑時の時間を有効に使いたいユーザー、パートナーの気に入りそうな服を持ち帰って一緒に吟味したい来店客などにも利用しやすいサービスと見ている。

 当該サービスを利用するには専用アプリをダウンロードし、「ドットエスティ」の会員情報とクレジットカードの登録を行う必要がある。対象店舗で気になるアイテムを最大5点(※金額の上限はない)まで持ち帰ることができ、自宅で試着後、3日以内に購入するかしないかを決める。持ち帰ったすべての商品を返却することもできる。

 その後、1週間以内に不要な商品は店舗で渡される返却キットに入れ、通販サイトの倉庫に送料無料で返却してもらう。気に入ったアイテムは専用アプリを通じて決済するというリアル店舗とECをシームレスにつないだサービスになる。

 サービスの対象ブランドはアダストリアがJR博多シティで展開する「ローリーズファーム」と「ジーナシス」「ヘザー」「ニコアンド」「アンデミュウ」「ベイフロー」「ページボーイ」「ミスティウーマン」の8ブランドで、サービス提供期間は5月10日までの1カ月間となる。
 
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