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ロフス 女性ボディケアで成長、“デリケートゾーン”専用で訴求

2019年10月31日 13:15

 美容商品の企画・販売を手がけているlojus(=ロフス)では自社ブランドのボディケアシリーズ「MAPUTI(マプティ)」(画像)の拡販を図っている。国内ではまだニッチな市場とされる女性の”デリケートゾーン”のケアに特化した商材として展開し、年々売り上げを伸ばしている。

 顧客層は30代女性が中心という同ブランドでは、ボディークリーム、バストアップクリーム、ボディスクラブ、ソープの4種類を展開。ブランドキーワードとして、全商品に共通のオリジナルフレグランスを使用している。

 中でも浴用のソープである「オーガニックフレグランスインティメイトソープ」(税別価格2200円)は、ボディとは異なるデリケートゾーンのpH値に着目。産婦人科医が監修しており、海外ではすでに主流となっている、通常のボディ用ソープの使用で起こりうるようなデリケートゾーンの肌トラブルを防ぐという考え方のもとで開発した。

 なお、販路は8割が海外で、主力の中国向けについては2年ほど前から越境ECなどで販売している。特にインフルエンサーのKOL自身が個人事業主として販売も行っている「タオバオ」については、早い段階から独自のルートで現地のKOLと直接交渉して商品の直接卸を実施。KOLのSNSを通じて大規模なファン開拓が進み、中国進出1年半で同ブランドを現地で40万個以上販売することができているという。

 販路の2割を占める国内についてはバラエティショップのほか、仮想モールや脱毛サロンの通販サイトなどで販売。国内ではデリケートゾーンケアについて海外ほどの大きな市場がまだできていないことから、今後、重要な開拓先としてECを軸に販売を強化する考え。「まだ日本では当たり前ではない、女性特有のデリケートゾーンのケアをするということを定着させていきたいので、『香る新習慣』をキャッチ―にしている」(田中社長)とした。

 2019年4月期の実店舗も含めた同社の売上高は約7億円で、中長期的に10億円まで引き上げる考え。

 
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