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ユニクロ ウェブと連動の新店舗、店内のQRコードからEC購入も

2020年 6月11日 07:32

 ユニクロは6月5日、リアルとウェブ技術を融合させた新店舗として「ユニクロ 原宿店」を開設した。昨年10月から提供している着こなし発見アプリ「StyleHint(スタイルヒント)」を活用した専用売り場では、ディスプレイ端末を通じてEC経由での購入にも対応した仕組みを取り入れるなど次世代型の新店舗となっている。

 










 同店舗はJR原宿駅から徒歩1分の距離に位置する商業施設「ウィズ原宿」内にあり、地下1階・地上1階の2層で合計売り場面積は約2000平方メートル。メンズ、ウィメンズの商品を取り揃えている。原宿は若者が集まり、新たなカルチャーの誕生や最新ファッション情報の発信地ともされていることから開設を決めたという。

 店内にはインフルエンサーや一般の顧客、実店舗のスタッフの着こなし投稿画像を閲覧できるアプリのスタイルヒントと連動した専用売り場を展開。売り場の一角の壁一面に配置した240台のディスプレイを自由に操作することで、同アプリから様々な着こなし投稿を閲覧できる。画面上では来店者が気に入った投稿画像の同アイテムや類似アイテムについて、詳細から店内での実際の陳列場所を案内するほか、商品をクリックすることでQRコードが表示され、顧客自身のスマートフォンなどで読み込むことで当該商品の通販サイトの購入ページに進み、そのまま購入することもできる。ECの自宅配送を選ぶことで、店内で購入して持ち買える際の手間や負担を省きたいというニーズに対応した。

 また、当初の想定にはなかったものの、場合によっては新型コロナウイルスの感染対策として店頭での対面接客やレジの利用などを控えたい顧客のEC利用があることも見込まれる。「(コロナの影響で)接客を排するという意図は全くない。今のトレンドとしてインスタで探した商品をECで買う流れがあるので、その場を提供するという形」(同社)とする。

 なお、着こなし投稿コンテンツの活性化に向けた取り組みの一環として、5月28日より投稿者の中から公式アンバサダーを選出する投票企画も実施。グランプリには賞金100万円を贈呈するほか、タレントの今田美桜さんとともにキャンペーンモデルとして原宿エリアの屋外広告出演権や売り上げの一部還元といった様々な特典を用意している。

 同売り場についてファーストリテイリングの日下正信グループ執行役員は「服という情報を収集する図書館のようなものを作りたかった。ディスプレイに投稿されるリアルな着こなしから自分にぴったりのアイテムを発見し、欲しい商品は店舗やECで購入できる新しい体験を提供している」とした。

 ディスプレイ端末を設置する同様の店舗形態は、一部で試験的に導入しているところを除いて本格運用は同店が初めてとなる。

UTを主軸とした品ぞろえ

 そのほか、ポップカルチャーの発信店舗という位置づけから様々なコンテンツとコラボレーションしたTシャツブランドの「UT」を基軸とした品ぞろえとなっており、世界でも最大規模の専用売り場や、UT初のグッズなどを展開する。同店舗とECの限定で先行発売する商品は多く、開店時ではキャラクターの「ハローキティ」やアクセサリーブランドの「アンブッシュ」などとのコラボデザインがその対象となっている。

 また、ECと関連した売り場として、オリジナルTシャツやトートバッグが簡単に作成できるサービス「UTme!」も常設コーナーとして設置。同コーナーでは専用のタブレット端末を配置しており、来店者が使用してデザインを作成できる。原宿店限定の絵柄などもある。基本は店頭での即日引き渡しだが、スマホなどで提供している同様のサービスを通じて自宅に配送してもらうことも可能。

 
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