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ノース・モール 通販サイトを大幅刷新へ、ライフスタイルを幅広く提案、脱アパレル依存に挑む

2020年 9月17日 12:30

 ノース・モール(旧オットージャパン)は10月7日、運営するファッション通販サイト「Join the Otto」を「Northmall(ノースモール)」にリニューアルし、ライフスタイル全般を提案するサイトに一新する。

 同社ではアパレルの市場環境からファッション商材だけでは今後の事業拡大は難しいと判断した。すでに今春から取り扱い商品の幅を広げてきたが、7月31日に経営陣によるMBOを実施してオットージャパンの全株式を独オットーグループから譲受したのに伴って、8月13日付けで社名をノース・モールに変更。コロナ禍もあり、MBOを機にアパレル依存からの脱却に向けて大きく舵を切った形だ。

 刷新後の「ノースモール」は誰でもふらりと立ち寄れる海外の市場をイメージ。ファッションだけでなく、暮らしを素敵にする上質なアイテムを国内外から集め、キッチン・食器、生活用品、インテリア・雑貨、コスメ・ビューティー、ペット用品、酒類、ギフトまで幅広く扱う。

 とくに、コアターゲットである40~50代の女性に自信を持って勧められる商品、記事コンテンツで語ることができるアイテムを中心に提案。すでに、前之園CEOのトップ営業で仕入れ先を開拓し、この半年間で新規取り引き先を100社以上増やした。

 リニューアル後はアパレルの通販サイトという見え方からさま変わりするという。足もとではコロナの影響から家飲みや食器、キッチン用品など”おうち時間”を充実できる商材を強化。さまざまな酒類の販売免許も追加取得し、国産のクラフトビールや日本酒、日本初上陸の缶ワインなどを増やしている。

 ただ、当面はアパレル商材が事業展開の屋台骨となる見込みで、既存ブランドのファンに向けてアパレルは引き続き仕入れや生産も手がける。

 また、コロナ禍で多くの在庫を抱えるアパレル企業が多いことから、「ノースモール」の考え方、コンセプトに賛同してもらえる企業のアパレル商材も取り扱いたい意向だ。加えて、これまで競合だった通販企業の商材や、MBOによって資本関係がなくなった「エディーバウアー」の服などを扱うこともあり得るという。

 商品調達についてはオットーグループから外れたこともあって制約を設けず、ブランドごと出店してもらったり、買い取り販売や、ドロップシッピング形式で商品提供してもらう企業もあるようだ。

 既存のアパレル商材については、エレガンスな装いのレディースブランド「オットー」と、働く女性向けの「ファビア」、昨年3月に始動したレディースカジュアルの「ピトックスタイル」の3ブランドを展開している。

 とくに「ピトックスタイル」は40~50代女性の価値観などに対する調査をもとに、米ポートランドのライフスタイルというコンセプトや世界観を構築し、肩肘張らない大人カジュアル服やライフスタイル雑貨を展開して一定の成果を得たことが、刷新する「ノースモール」の試金石となっているようだ。

 「ピトックスタイル」と「ファビア」は日本の独自ブランドだが、「オットー」については、独オットーとライセンス契約を結び、数年間は日本で「オットー」ブランドとして販売できるという。

 ECチャネル以外では、「ファビア」で展開していた表参道と二子玉川の2店舗はコロナの影響で閉店。長年のファンが多い通販カタログは「オットー」と「ファビア」を1冊にまとめて提案。今後も発刊するが、部数はピーク時の約100万部に対し、現状は20万部程度に絞っており、既存顧客へのフォローを中心に展開する。
 
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