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アリババグループとアイスタイル 中国に化粧品を直接配達、小ロットから販売可能、中国進出を支援

2020年10月21日 13:30

 アリババグループとアイスタイルは10月16日、中国向けに日本の化粧品を直接配送する「中国直輸出プロジェクト」を始めると発表した。11月上旬をメドに直送した商品の中国での販売を開始する。サービス開始時の利用ブランド数は30、1年間で300ブランドの利用を見込んでいる。
 




 アリババグループの越境ECプラットフォームである「天猫国際」内の海外直送店舗に、アイスタイルの「@cosme(アットコスメ)」専用ページを開設。さらに、アリババグループの「KAORA」にも同時出店する。通常の越境ECの場合、日本から中国にある保税区倉庫に商品を運びんでから消費者に届ける形だが、今回のサービスの場合、まず商品を国内にあるアリババの物流センターに納入し、日本から直接中国の消費者に配送する仕組みとなっており、注文から7日間で届けることができるという。

 11月11日の中国最大のネット販売商戦「独身の日」において、海外直送チャネルに人気の50商品を出品する。野菜の天然成分が含まれるスキンケアマスクや、カネボウ化粧品の男性向けのスキンケア商品「リサージメン」などが含まれているという。

 アイスタイルの海外向け卸子会社であるアイスタイルトレーディングが化粧品メーカーの中国市場進出を支援する。一般貿易や越境ECで販売する場合、一定のロット数を用意する必要があるが、今回の仕組みでは小ロットからの販売が可能となるほか、意図しない販売チャネルや価格で販売されることがないため、ブランドを毀損することがなくなる。倉庫費用は90日間無料で、商品紹介や販売ページ制作も代行する。また、両社がプロデュースするライブコマースが活用できるなど、販促支援サービスもある。1SKUあたり、月間1000個程度の売り上げを目標としており、人気商品に関しては「アットコスメ旗艦店」で拡販するほか、将来的には一般貿易での商品販売や、ブランド旗艦店の出店につなげていく。

 同日、オンラインで開催された記者会見において、アイスタイルの吉松徹郎社長(写真(左))は「たくさんのブランドが積極的に中国に出ていく仕組みができあがった。ますます成長する中国市場において日本の商品を広めていきたい」と述べた。また、アリババグループの天猫国際副総経理兼海外直送事業総経理の董臻貞氏(写真(右))は「今回の提携を通じ、日本の最新トレンドの化粧品を中国の消費者に紹介し、特に中小企業のブランドや新ブランドを支援したい。また今後は商品だけではなく、アットコスメのランキングの影響力を活用し、マーケティングにも活かしていきたい」と語った。

 
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