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newnの「エネルシア」 インスタなどSNS運用強化、新宿伊勢丹でポップアップも

2021年 7月22日 10:00

 D2Cブランドを手がけるnewn(ニューン)は、モデルでブランドディレクターの山賀琴子さん(=顔写真)がプロデュースするジュエリーブランド「ENELSIA(エネルシア)」が、20代後半の女性を中心に支持層を広げているようだ。7月21日には初となる百貨店でのポップアップストアを伊勢丹新宿店で開催し、ブランドの認知拡大を図る。

 「エネルシア」は、”縁(えん)”をコンセプトにしたメード・イン・ジャパンのジュエリーブランドで、日々の生活が華やかになるような細部までこだわった良質で上品なジュエリーをECチャネルで販売している。

 ブランド立ち上げのきっかけは、2018年に山賀さんが芸能事務所を辞め、故郷の北海道でリフレッシュ中に「何かモノ作りに挑戦したい」と思い立ち、母親の影響もあって大好きだったジュエリーに行きついたという。

 山賀さん自身はデニムに白いTシャツなどシンプルなファッションが多いため、スタイリングに華を添えるようなジュエリーを届けたいと考え、東京に戻って知人からの紹介も得てモノ作りにチャレンジすることになり、19年1月に「エネルシア」をスタートした。

 最初のアイテムはブランドコンセプトに沿って、日本の結びをイメージしてデザインしたアイコンが輝くネックレスを商品化。今でも「縁」をモチーフにしたネックレスやリング、ピアスなどは人気が高いという。

 コロナ禍で協力工場が稼働を停止した影響からブランドを一時休止したが、新たな協力工場を得て昨年10月に再始動した。
 ジュエリー業界もアパレルと同様、シーズンごとに新作を発表する企業が多いが、再始動後は毎週木曜日に新作を発表している。加えて、ブランドのテーマを「日々、身にまとう華を。」として打ち出し、商品ラインアップを増やしたり、カラーストーンを使ってより華やかさをプラスできるアイテムを提案するようになったという。

 現状、商品数は80種類以上で、イヤーカフとリングが多い。商品はすべて受注生産で販売して在庫は持たない。その分、品質の高い商品を手が届く価格帯で提供できるように努力している。

 顧客層の中心は山賀さんのファンなど20代後半の女性が多いが、ブランド再開後は質の良い素材を使いながら1万円を切るアイテムもスタートしたため、大学生など若い女性も試しやくなり、顧客層が広がっている。

 主販路はECのため、商品詳細ページでは商品がはっきり分かる大きな画像とともに着用画像も掲載する。

 新作の発表に合わせて毎週木曜日には「エネルシア」のインスタアカウントでライブ配信を実施。定期的に開催することで馴染みの視聴者が増え、エンゲージメントも高まっているという。

 また、山賀さんのインスタアカウントやユーチューブチャンネル「山賀琴子のコトコトチャンネル」からも情報を発信。最近では山梨の工場を訪ねてジュエリーの製作現場を紹介する動画をユーチューブチャンネルで配信した。

 個人アカウントのインスタでは、インスタグラマーとしておしゃれな写真を掲載。「エネルシア」の商品を紹介するときも、日常に溶け込むように発信することで宣伝っぽさを出さないように気をつけている。

 ブランドのインスタライブやユーチューブチャンネルといった動画では、「飾らずに素の自分をさらけ出しているし、自分の言葉で正直に伝えるようにしている」(山賀さん)。

 リアルタイムで顧客とつながることができるインスタライブでは、視聴者の不安が解消されて山賀さんが提案する商品がその場で売れる傾向にあるようだ。

 現状ではインスタ運用を強化。リールも含めた投稿を積極的に展開するほか、広告配信もスタートし、SNS上で顧客接点の機会を増やしている。

期間限定店で全商品を展開

 7月21日~27日には初めて伊勢丹新宿店でポップアップイベントを開催。通常は受注生産の商品も同イベント用に数量を確保して提案する。

 ポップアップでは既存顧客に加えてSNSなどで接点はあるものの、まだ商品を購入したことのない消費者の来店も想定。ネックレスやリングにも使えるイヤーカフ、サイズ調整可能なストーンリングなどの人気商品のほか、伊勢丹限定商品も含めて約80種類のジュエリーすべてを展開し、気になるものを試せるようにする。

 ポップアップを記念してブランド初となるオリジナル香水も販売する。「香水は目に見えないアクセサリー」(山賀さん)とし、ジュエリーやアクセサリーを身に着けることが好きな女性との親和性が高いと見ている。

 また、伊勢丹顧客への認知拡大にもつなげたい意向で、「百貨店のお客様にはコストパフォーマンスが高いジュエリーとして驚いてもらえると思う」(同)とする。

 今後も年2回くらいのペースでポップアップを展開したい考えのほか、多くの人に商品の良さを知ってもらうためにも、セレクトショップなどへの卸も含めてタッチポイントを増やしたい意向だ。

 「実際に商品を見たいというお客様も多く、いつかは全商品を試せるお店が持てればいい」(山賀さん)という。そのためにも、まずはSNSを中心に発信力を高める方針で、ブランド公式アカウントのインスタフォロワー数を現在の7000人強から年内に1万人突破を目指す。
 
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