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スターフライヤー 機内誌をリニューアル、ジャパネットが誌面を制作、読み物・機内販売を充実

2023年 2月16日 11:00

 航空会社のスターフライヤー(=SF)は運航する航空機内で配布する機内誌を刷新した。資本業務提携を結んだジャパネットホールディングスが制作を手がけ著名人へのインタビュー記事などの読み物のほか、機内販売カタログとして食品や家電など同機内誌限定商品を紹介、商品は乗客宅まで配送する。ジャパネットグループが持つ販売やカタログ制作ノウハウを活用し、機内誌の内容を強化して機内販売による売り上げ拡大などを見込む狙い。

 





 SFでは毎月発行してきた機内誌「Mother Comet」(体裁・B5判、20ページ)を3月1日から、ジャパネットが制作を手がける「S magazine J catalog」に刷新する。体裁はB5サイズと従来の機内誌と同様だが、総ページ数は40ページと倍増させる。なお、発行は奇数月隔月おきとなる。

 両面表紙(画像(上))とした同機内誌は右開きからは読み物を、左開きからは機内販売カタログとして販売商品を紹介する内容となっている。

 読み物ページでは毎号1組ずつ地域に根差した活動を行う著名人らに自身と地域とのエピソードやよく行く店、よく買う土産、おすすめの観光コースなどに関するインタビュー記事などを巻頭特集として掲載。「その人ならではの視点で語られる地域の魅力を観光ガイドブックとはまた違った切り口でお届けする」(同社)という。なお、3月発行号ではジャパネットたかた創業者で前社長の髙田明氏が登場する。

 また、就航地である北九州を中心としたグルメスポットや観光地の情報を、当該テーマに精通したスペシャリストがその詳細について説明する「今月の『よりみち』マップ」(画像(下))では空港や主要駅から行きやすいスポットに厳選して紹介する。なお、スマートフォン上で地図表示とリンクするQRコードも合わせて掲載。乗客が就航地に到着後、紹介したスポットに行きやすいような工夫を施している。このほか、北九州の食や文化を取り上げた機内モニターで放送する番組と連動した読み物なども掲載する。

 機内販売ページでは食品や酒、雑貨、家電など幅広い商品を紹介。基本的には同機内誌でのみ販売する商品を掲載する。ジャパネットたかたが展開する通販で取り扱う商品であっても仕様を変えているという。搭乗客が購入を希望する商品は自宅に直接配送する。

 ジャパネットホールディングスとSFと昨年9月に資本業務提携を結び、現状、ジャパネットホールディングスはSF株式を議決権ベースで14・2%を保有する第2位株主となっている。今回のジャパネットによるSF機内誌のリニューアルは資本業務提携の一環となる。
 
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