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クラダシ 初のPB商品を発売、冷凍スープで食品ロス削減へ

2023年12月 7日 12:00

 クラダシは11月30日、ABCスタイルと協業して冷凍スープを発売した。初のプライベートブランド(PB)商品で、東京都のフードロス削減を推進する取り組みの一環で開発した。低利用魚やベーコンの端材などを使用し、フードロス削減につなげる。まずは200セットの数量限定で取り扱い、販売動向を踏まえて継続展開する。
 








 発売したのは「『つくってKuradashi』3種の冷凍スープ」。低利用魚の青魚「コノシロ」のつみれを入れた「スパイス薫るコノシロボールカレー」や「きのこたっぷり具だくさん酸辣湯」のほか、廃棄の可能性があったトマト果汁やベーコンの端材を使用した「昔なつかしベーコントマトスープ」を用意した。

 オリジナル商品の開発は東京都の「フードテックを活用した食品ロス削減推進事業」の採択を受けて実施したもの。ABCスタイルがレシピ開発を行い、クラダシが食材の調達と販売を行う。なお、製造はトーキョーベントーラボが手掛けた。

 商品開発にあたって、クラダシはユーザーヒアリングを実施。「たまには楽をしたい」「ボリュームのあるおかず」「ストックに場所を取らないもの」「防災の備蓄」などのニーズを踏まえて冷凍スープの開発に着手した。

 食材調達はフードロス削減を目的とした商品開発に賛同したメーカーからの提供を受けた。業務用食材は大容量で表示がないなどを理由に一般消費者向け販売が難しかった。コノシロはシンコやコハダの成魚で、骨が多く加工に手間がかかるため取引価格が低下していたことから低利用魚になっているという。加工品の原材料として利用することで、事業者から出るフードロスの削減につなげる。

 ABCスタイルは、レシピ開発に管理栄養士の知見を活かした。栄養面だけでなく、食材の組み合わせや自宅でのアレンジしやすさ、食べ応えなどを考慮したメニューを考案した。

 クラダシの顧客は7割が女性で、子どもを持つユーザーが中心となる。冷凍で自然解凍後にそのまま食べれる利便性を生かし、防災用備蓄としても提案したい考え。

 各種3パックずつをセットにした合計9パックで価格は4980円。通販サイト「Kuradashi」の平均価格帯が3500~4000円であることを踏まえて設定した。

 
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