日本郵便が国際郵便料金を値上げ、来年2月から最大で約2倍に

2026年10月14日 15:54

2026年10月14日 15:54

 日本郵便は来年2月1日から、国際郵便料金を値上げする。世界的な物価上昇や原油価格の高騰に加え、継続的な円安の影響により、国際郵便の費用の大部分を占める国際輸送費用や海外での配達費用が大幅に上昇。自助努力のみで吸収することが困難であるとして、値上げに踏み切った。最大で約2倍の上げ幅になると見られる。


 主なものでは、まず「EMS(国際スピード郵便)」について、全地帯・全重量帯で料金を変更。従来まで、6kg以下の重量帯を500g刻みで区分していたが、1kg刻みにして、2万円を超える損害要償額の追加料金も変更する。小包郵便物については、航空便・SAL便・船便、保険料の全料金を改定。同時差出割引率も変更する。通常郵便物については、書状・はがき・印刷物・小形包装物・国際エアパケットなど盲人用郵便物以外のすべての料金を改定する。

 EMSと小包については、22年6月以来の改定、通常郵便は23年10月以来の改定となる。上げ幅としては、EMSの場合、中国・韓国・台湾向けに関して、500gまで1450円だったが、新料金では2850円に。小包郵便物では同地域まで1kgまで2050円だったが、新料金では2570円となる。

 また、越境EC市場の拡大に伴い、低料金で追跡可能な小口配送サービスへの需要が高まっていることから、小口配送で適用される特別料金の「国際エアパケット」について料金割引を27年度中に新設する考え。あわせて、国際宅配便の「UGX(ゆうグローバルエクスプレス)」についても新たな配送サービスを開始する予定。

 国際エアパケットに関しては今年6月に全世界向けに取扱地域を拡大。「EMSや小包よりも低料金で追跡付きのため、部数的には非常に伸びている」(同社)とし、越境EC荷物の需要を獲得しているとの見方を示している。

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