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そごう・西武 9月にOMOストア開設、西武渋谷店にD2Cなど誘致、専用ECと在庫連携

2021年 4月15日 12:30

 そごう・西武は9月をメドに、店頭とECチャネルで顧客と商品、在庫の情報を一元化したOMOストア「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベース シブヤ)」を出店する(画像はイメージ)。西武渋谷店パーキング館1階をフルリニューアルし、ミレニアル世代やZ世代から支持されるD2Cブランドを集めたデジタル基軸の新業態を展開。新しい顧客層の開拓につなげる狙いだ。

 同社は、リアル店舗と同時に「eデパート」とは別の専用通販サイトもオープン。店頭販売商品はすべて当該サイトでも購入可能で、ショールーミング展示など一部の商品を除いて店頭とECの在庫情報はタイムラグなしで連携。EC注文商品の店頭受け取りにも対応する。

 OMOストアはミレニアル世代やZ世代の関心事である社会課題をテーマに設定。テーマに沿った商品やブランドが編集された売り場とする。”モノ”に込められた思いや意味をオンラインとオフライン双方で発信する。テーマや商品は一定期間で入れ替え、いつ来店しても新しい出会いと学びのあるストアを目指す。

 来店客は自分のスマホで店内専用のウェブカタログを読み込んで閲覧できるほか、そのままお気に入り登録やカート追加、決済も可能という。

 店頭決済は完全キャッシュレスで、スムーズな購買体験を楽しめる。スタッフを介さなくてもウェブカタログを活用することで、関心のある商品や製造背景の理解を深めることができ、スタッフと非接触で購買を完結することも可能だ。店頭決済後に商品を持ち帰ることも、自宅配送を選ぶこともできる。

 出店者に対しては、実店舗への出店経験が少ないD2Cブランドでも商品展示、販売接客業務の追加負担なく簡単に出店できる仕組みを用意する。具体的には、出店者側の業務は販売商品のシステム登録とOMOストアへの商品配送だけで、店頭およびECの陳列、販促、在庫管理、販売売上管理などはすべて同社が代行する。

 店内業務オペレーションはデジタルツールを活用することで効率化を図り、実店舗出店にまつわる業務負担が軽くなることで、D2C事業者を含めた幅広い出店者による魅力的なコンテンツ展開が見込めるとしている。

 さらに、OMOストアでは、通販サイトの訪問・購買データだけでなく、AIカメラによる店内動画データや店内専用ウェブカタログの行動ログデータなどを収集、解析することで、オンライン・オフライン両方で消費者の購買動向を把握。データは出品者自身が管理画面から随時閲覧可能なことから、販促プロモーションだけでなくテストマーケティングなど商品企画にも生かせる有益なデータを提供する。

 出店者は、そごう・西武にサービス利用料と販売手数料を支払う形で、出店期間は半年ごとの契約となるようだ。

 「チューズベース シブヤ」は西武渋谷店パーキング館1階(面積約700平方メートル)を全面改装する。出店企業は約30社、取り扱い商品は洋品雑貨や衣料品、インテリア用品、化粧品などで、現状、オーダースーツのD2Cブランドを手がけるファブリックトウキョウが新しいカスタムオーダーレディースウェアを展開するほか、サブスク型のコーヒースタンド事業を展開するカンカクのパーソナライズスムージーサービなどの出店が決まっている。

 なお、そごう・西武は昨年10月と今年3月に、西武渋谷店でD2Cブランドの無人ポップアップストアを展開。販売員は常駐せず、来店客は自由に商品を試してQRコード付きのタグからD2Cブランドの通販サイトで購入してもらう取り組みを実施している。

 
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