記者の目 ARTICLE
522件の記事があります。
2013年01月24日 18:26
ルールつくりの視点
国の上告を棄却する最高裁判決を受け、1月11日から第1、第2類医薬品のネット販売を再開したケンコーコム。販売再開後、日商ベースの医薬品売上構成比が規制前を上回っているという。 国を相手取った裁判で勝訴したという話題性、取扱商品数が増えていることもあろう。だが、規制の対応策として海外子会社が行ってき
2012年12月07日 17:50
年配のファッション
「50、60代のファッションの定義が崩れてきた」と語るのはあるアパレル通販企業の担当者。同社の40代向けのブランドが、近年は年齢の高い層からも支持されるようになってきたという。「今は実年齢よりも若く見える人が多い。今後、戦略面で修正が必要になる」と分析する。 最近ではスマホやPCを若者以上に使いこ
2012年10月18日 17:49
"ネット販売のインフラ"の行方
日用雑貨のネット販売を巡り、ここに来て慌しい動きが出てきている。かねてから話題を集めていた法人向けオフィス用品通販最大手のアスクルによる日用雑貨のB〓C通販サイト「LOHACO」が10月15日から始動。日用雑貨ECの最大手、ケンコーコムは約7年間にわたって実施してきたアマゾンとのドロップシップ契約
2012年10月18日 17:49
"ネット販売のインフラ"の行方
日用雑貨のネット販売を巡り、ここに来て慌しい動きが出てきている。かねてから話題を集めていた法人向けオフィス用品通販最大手のアスクルによる日用雑貨のB〓C通販サイト「LOHACO」が10月15日から始動。日用雑貨ECの最大手、ケンコーコムは約7年間にわたって実施してきたアマゾンとのドロップシップ契約
2012年08月30日 11:35
メーカーの難しさ
楽天がネガティブなくちコミが多数書き込まれた商品レビューを閲覧不能にするという措置に出た電子書籍リーダー「kobo Touch(コボタッチ)」。だが、レビューは自社サイトだけに存在するわけではない。 ある業界関係者は「楽天はカカクコムにレビューを消してくれないかと頼んだが、突っぱねられたらしい」と
2012年07月27日 10:15
SNS活用の前に・・・
ソーシャルコマースを強化する企業が現れる中、購買活動とSNSを結び付けることに否定的な意見もある。 フェイスブック(FB)に90万人のファンを持つある企業は「消費者にとってSNSは個人の空間。企業が作為的に『買い物』を割り込ませることはしたくない」という。同社はFBに決済機能はつけず、あくまでブラ
2012年07月27日 10:15
SNS活用の前に・・・
ソーシャルコマースを強化する企業が現れる中、購買活動とSNSを結び付けることに否定的な意見もある。 フェイスブック(FB)に90万人のファンを持つある企業は「消費者にとってSNSは個人の空間。企業が作為的に『買い物』を割り込ませることはしたくない」という。同社はFBに決済機能はつけず、あくまでブラ
2012年06月29日 19:26
関心低い注意表示
健康器具に関して危害情報のまとめを公表した国セン。購入前に充分に注意事項を確認できないとTV通販の問題点を指摘した。果たしてそうだろうか。 国センの調査では健康器具購入者の64%が使用前に「注意表示を確認した」が、54%がその「内容を覚えていない」と回答。使用前に説明書を読むが、重要な注意事項への
2012年06月21日 11:34
降って湧いた災難
降って湧いたような災難とはこのことだろう。とある事件の容疑者の写真が公表された際、着ていたトレーナーに、ある通販会社のブランド名が大きく表示されていたのだ。 かなりインパクトが強かったのか、社名を挙げる形で新聞記事にもなってしまった。顧客からも電話で反応があったという。中には「がっかりした」という
2012年06月01日 16:30
バイヤーの昔と今
「今はマーケットやタイミングを見れるバイヤーが減った」。通販企業などに商材を卸している企業のトップはこう指摘する。 7、8年前であれば新商品を提案する際、他の企業ですでに扱っていると言うとガッカリされたが、今は逆にどの企業でどれだけの実績が出ているかを聞かれるのだという。 つまり現状ではバイヤーは
2012年05月17日 10:39
価格以上の判断材料
パッケージや商品名の書体などを変えることで、商品の売れ行きが急激に伸びることはよくある。例えば、食品であれば、中身は変わっていなくても、消費者はパッケージのデザインから安心・安全や高級感など、さまざまなことを感じ取るものだ。 古くから、大手テレビ通販を通じて商品を販売している化粧品会社では、新商品
2012年04月26日 19:35
防災で揺れる経営
ある雑貨通販の幹部が頑なに取り扱いを拒む商品がある。それは「防災グッズ」だ。売れ筋商品でも安易に飛びつかないのは「安定供給が難しいためだ」と話す。 防災商品は余震の度に消費者の備えの意識を再喚起し、ニーズを拡大させてきた。だが、在庫を上回る受注への対応は、メーカーへの再発注を必要とするなど時間がか
2012年04月12日 10:29
「予防」と「若返り」
健食通販の広告を見ると最近、あるキーワードの訴求が強くなっているように思える。アンチエイジングだ。 アンチエイジングはもともと、米国などでは訴求力を持つものだったという。だが、「老い」を受け入れる風土がある日本ではあまり馴染まないものだった。ローヤルゼリーやクロレラなど、日本の健食市場の勃興期を支
2012年04月12日 10:29
「予防」と「若返り」
健食通販の広告を見ると最近、あるキーワードの訴求が強くなっているように思える。アンチエイジングだ。 アンチエイジングはもともと、米国などでは訴求力を持つものだったという。だが、「老い」を受け入れる風土がある日本ではあまり馴染まないものだった。ローヤルゼリーやクロレラなど、日本の健食市場の勃興期を支
2012年03月30日 13:46
「些細な工夫」が鍵?
先日、あるコールセンターを取材したとき、おや、と思った。全フロアに音楽が流れているからだ。聞けば、「オペレーターのストレス軽減を狙って」とのこと。些細な工夫だが、ストレスが蓄積しやすい仕事では意外に効果的かもしれない。 このテの工夫はむしろIT企業に多いようだ。ランチを無料で提供する例はよく聞くし
2012年03月30日 13:46
「些細な工夫」が鍵?
先日、あるコールセンターを取材したとき、おや、と思った。全フロアに音楽が流れているからだ。聞けば、「オペレーターのストレス軽減を狙って」とのこと。些細な工夫だが、ストレスが蓄積しやすい仕事では意外に効果的かもしれない。 このテの工夫はむしろIT企業に多いようだ。ランチを無料で提供する例はよく聞くし
2012年02月23日 11:37
「ステマ」のリスク
ネット上に広がるステルスマーケティング(ステマ)への拒否反応を受けてか、サイバーエージェントは同社のブログサービス「アメーバ」で企業が芸能人ブログとタイアップする際、記事中に「関係性の明示」を義務付けることを決めた。 アメブロの芸能人ブログでのこうした宣伝をめぐっては、関係性明示の記載漏れから"炎
2012年01月18日 15:49
ネットだから便利?
市場拡大が期待されるネットスーパー。いまやGMSを含めたスーパーだけでなく、百貨店やコンビニまでも参入するほど。 ただ、参入企業の多くがまだ黒字化を達成しておらず、そればかりか集客面でつまずいている企業も少なくない。 手渡しが基本のネットスーパー。コストとの兼ね合いはあるが、引越し業者のサービスに
2011年12月28日 17:49
最適なサービスを
友人の家を訪ねると見慣れないマットレスを使用していた。開封後でも返品できるため通販で購入。だが、詳しく聞くと「商品は良いが......」と話す。 不満の矛先は返品保証だ。圧縮して届いたマットレスは開封すると膨張する。返品送料が高くつく上、届いた時の梱包資材に入らない。「返品させない仕組みなのかな」
2011年12月08日 10:41
"震災特需"に乗れ
3月の震災から9カ月。震災で甚大な被害を受けた東北だが、複数の通販事業者から聞いた当該地域の販売状況によると着実に復興を遂げているようだ。 某通販企業によると、「今年は全体的にレスポンスが低下したが、唯一、東北地域だけはアップ」。別の通販企業も石巻市で催事を行ったところ、「びっくりするくらい多くの
2011年11月25日 10:59
「得意分野」で勝負
近年は通販企業のソーシャルメディア活用が隆盛だが、同様の波がテレマ企業にも訪れているようだ。ツイッターやフェイスブックで顧客対応や運営代行を行うサービスを、大手を中心に、各社がこぞって開始している。 参入の理由は各社それぞれだろうが、ひとつには「サービス化しやすい」ことがあるのだろう。
2011年11月09日 16:53
何事もタイミング
夏に娘が産まれ、ありがたいことに多くの人にお祝いを頂き、お返しを、ということで某通販サイトで祝い返しを選ぶことにした。 意外に選ぶのに骨が折れた「お返し」もさすがに一段落した先月半ば、郵便受けに先のお祝い返しで利用した某通販サイトを運営する企業から出産祝いのお返し用のカタログが届いた。「何で今さら
2011年10月26日 18:43
脱・情報漏えい?
「うちの商品は高島屋でも三越でも買える。なのに何でテレビ通販では駄目なんだ」。ファッションアイテムを扱うあるメーカーは、ライバル関係にあるテレビ通販2強の対応を疑問視する。 ターゲット層が異なるブランドをもう一方の番組に卸したくても"待った"がかかる。前述の企業は「情報漏えいを避けるた
2011年10月20日 12:25
埋まらない溝
10月12日から、消費者庁と国センの一元化を検証する議論が始まった。だが、消費者団体と消費者庁の"溝"は埋まりそうにない。 第1回の会合で、業務範囲などを定めた消費者庁等設置法の附則3項の解釈を巡り対立。「消費者委員会を加えた3組織のあり方を含めて議論すべき」とした消費者団体に対し、消費者庁は「消