消費者庁と国民生活センターが電動爪削りで注意喚起、巻き込み事故は13件

2026年11月04日 16:29

2026年11月04日 16:29

 消費者庁と国民生活センターは10月29日、電動爪削りによる巻き込み事故が発生しているとして注意喚起した。事故情報データバンクに2016年以降13件登録されているほか、保管時に子どもの皮膚が巻き込まれる事故が5件発生していた。商品テストを実施し、逆回転できない構造であることなどを確認し、正しい方法で使用するよう呼びかけた。


 事故情報データバンクに登録された13件は使用中に事故が発生。「擦過傷・挫傷・打撲傷」が7件、「刺傷・切り傷」が3件、「不明」が3件だった。被害者の年代は1~4歳が2件で70代が3件、80代以上が7件、不明が1件だった。

 保管時の事故の被害者は2~4歳4件、10歳が1件だった。危害部位は顔面が1件、口や口腔、歯が3件、首が1件で爪に近い部位以外となっていた。

 使用時の事故事例は「テレビショッピングで電動爪削りを購入した。固い左足の爪を削るときに左手で押さえたところ、手の親指に機器が食い込み取れなくなった。近くの外科医で機器を分解し皮膚を切り外れた」、「電動爪削りを使用して右の爪を削っていたところ、左手が滑って右手親指に当たって回転刃に皮膚が巻き込まれた。電源を切っても取れず、整形外科を受診。皮膚を切って本体を外した」などとするものを紹介した。

 保管時の事故情報として「ECで購入し2年ほど使用している電動爪削りを、子どもが取り出して電源を入れた。舐めようと舌を出して巻き込まれた。救急要請し、救急隊員が電動爪削りを分解して舌を外し搬送された。舌の先端に円形の傷を負った」などとする事例を紹介した。

 商品テストはECで購入した11製品で実施した。製品の構造や爪削り機能を確認したところ、11製品で爪の当て方に関する指定は確認できず、回転場を逆方向に回転させる機能がないことがわかった。また、電動爪削りの開口部に、下や唇などのやわらかい組織が接触すると巻き込まれる可能性があることがわかった。

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