ヤマト運輸の都内の大型物流拠点稼働、仕分け・輸配送と 法人向け物流展開 通販企業らの利用見込む

2026年11月04日 16:35

2026年11月04日 16:35

1105144420_6aec17b4922d6.jpg ヤマト運輸は11月16日から、東京・東雲に開設した全国のヤマトグループの物流拠点への仕分け・輸配送機能と通販事業者ら法人顧客向けに在庫管理や流通加工などの物流サービスなどを提供するロジスティクス機能を併せ持った統合型ビジネスソリューション拠点の稼働を開始する。来年1月から宅急便の営業所が入り、来年4月には法人向け物流サービスを行うエリアが満床となり、本格稼働を始める見通し。同拠点の稼働で増加する都内の物量のカバーを図りつつ、法人向け物流サービスの強化を推進する考え。


 ヤマト運輸が東京・東雲に構えた物流拠点(所在地・東京都江東区東雲1‐7‐30)は大和ハウス工業が開発した地上6階建てのマルチテナント型物流施設「DPL東京東雲」を全棟借り受けたもので、延床面積は11万9606.90平方mと同社が東京・大田区内に構える大型物流拠点「羽田クロノゲート」に次ぐ広さとなる。

1105144431_6aec17bfb2510.jpg 同拠点では1・2階で都内5区(江東区、中央区、千代田区、台東区、墨田区)の荷物を全国のヤマトグループの物流拠点へ仕分けおよび輸配送を行い、また、都内5区へ配送する荷物の仕分け、発送を、2・3階は宅急便の集配を、4~6階は事業者向けに冷蔵・冷凍品を含む在庫管理や流通加工、入出庫業などの倉庫機能のほか、許認可が必要な医薬品の取り扱い、医療品の洗浄・メンテンナス、電化製品の修理、リコール品の回収サポート、PCやスマートフォンのキッティキングなど物流業務を行うエリア(合計約59504平方m)となる。

 仕分け・輸配送を行う1階には新たな自動仕分け機を導入し、従来施設と比べて1時間あたりの仕分け個数が4割程度アップしているとして通常品で2万8800個を処理できる。2階には冷凍・冷蔵品の仕分けのためのクール室を設置している。

 事業者向け物流サービスについては宅急便の仕分け・輸配送機能と一体型の施設のため、荷物の集荷が必要なく翌日配送分の受注時間を延長できるほか、流通加工にスピーディーに対応できリードタイムを短縮できるたり、拠点間輸送や荷物の積み替えが減ることで品質向上とGHG排出量削減も望めるといったメリットがあるという。

1105144453_6aec17d573207.jpg ヤマト運輸の弘内泰樹コントラクト・ロジスティクス事業東雲プロジェクト長は同拠点での法人向け物流サービスについて「レイトカットオフ(締め切り時間延長)によって当日の受注時間が確保できる点などが好評を得ており、EC企業のニーズは非常に高い。当拠点でEC事業者の利用がどれほどあるかは言えないが、(全国にある他の統合型ビジネスソリューション拠点では)多くのEC事業者に利用されている」とした。

 なお、全国のヤマトグループの物流拠点への仕分け・輸配送機能とロジスティクス機能が一体となった拠点である統合型ビジネスソリューション拠点は同拠点以外に現状、東京・羽田の「羽田クロノゲート」を始め、大阪や愛知、神奈川(横浜、厚木)、岡山、滋賀の全国で7カ所が稼働中。2027年2月には福島県郡山市の拠点も稼働予定でそれにより、全9カ所となる。1105144501_6aec17ddb1876.jpg

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